NEWS:【新規サービス】パワーデバイス比較・解析サービスの試験運用スタート

お知らせ

「パワーデバイス比較・解析サービス」試験運用開始のお知らせ

Power Elemotion Lab.は、新設した「パワエレAIアナリティクス・センター」にて、パワー半導体の選定や熱設計に携わるエンジニアの皆様に向けた、「パワーデバイス比較・解析サービス」の試験運用を開始しました。

データシートの比較から、指定条件での損失・熱評価へ

パワー半導体の選定では、メーカーごとに異なる測定条件や定格の記載を読み解き、使用する回路条件に合わせて評価する必要があります。自己発熱によるオン抵抗の変化や接合部温度の上昇まで考慮すると、比較検討には多くの時間と手間がかかります。

本サービスでは、AIによるデータシートの情報抽出と、近似モデルによる損失・熱計算を組み合わせ、複数の候補デバイスを共通の動作条件で比較します。設計初期の候補絞り込みや、詳細検証へ進む前の一次スクリーニングを支援するクラウドサービスです。

主な機能

  • データシートから主要パラメータを抽出
    PDFからオン抵抗、スイッチングエネルギー(Eon/Eoff)、熱抵抗などを抽出します。ケース温度Tc基準とヒートシンク温度Th基準など、評価の前提となる熱経路も区別して扱います。
  • 自己発熱を考慮した電熱連成計算
    会員向けのDC-DC解析では、接合部温度Tjの変化を損失計算へ反映する反復計算に対応しています。損失と温度の整合する状態を求め、未収束や解析上限への到達も確認できます。
  • DC-DC・三相インバータの動作条件で比較
    降圧・昇圧DC-DCコンバータと、2レベル3相インバータに対応。指定した電圧・電流・周波数などに基づき、損失や温度、定格に対する余裕を比較します。5~100%の負荷率における損失の推移も推定します。
  • 検討に活用できるExcelレポート
    比較結果、動作条件、主要諸元、損失内訳などをシート別に整理したExcelレポートをメールでお届けします。DC-DC版では、温度依存モデルの係数やフィッティング状態、計算条件・適用範囲も確認できます。

試験運用期間中のご案内

現在は、抽出・解析モデルの検証とシステムの安定性確認を目的とした、試験運用(β版)として提供しています。受付からレポート送付まで、以下のお時間をいただいております。

プラン試験運用中の所要時間本格運用時の目標
フリープラン最大48時間3時間以内
会員プラン最大24時間30分以内

本格運用時の時間は目標であり、現在の提供時間を保証するものではありません。検証期間中はお待たせいたしますが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

解析結果の位置づけ

本サービスは、データシートと近似モデルに基づく概算比較です。実機での動作、安全性、特定デバイスの採用可否を保証するものではありません。

DC-DC解析の基本評価対象は主スイッチ素子単体です。整流素子、インダクタ、コンデンサ、ゲート駆動回路などを含む、コンバータ全体の総損失・変換効率を算出するものではありません。

皆様のデバイス選定と熱設計における、比較検討の出発点としてご活用ください。

サービス概要・解析の仕組みを見る

パワエレAIアナリティクス・センター
Power Elemotion Lab.
https://power-elemotion.jp

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